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Next.jsって何?初心者向けにやさしく解説

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🧭 Next.jsをはじめて学びたい方へ

「Reactは聞いたことあるけど、Next.jsって何が違うの?」
この記事では、Next.jsの特徴や仕組みを、初心者の方にもやさしく解説します。

下記の方へおすすめ
  • Next.jsの基本をざっくり知りたい方
  • Reactとの違いが気になっている方
  • Web制作で何から学べばいいか迷っている方

専門用語はできるだけかみくだいて、図や例を交えてわかりやすく紹介していきます。
はじめての方でも安心して読み進められる内容です。

Next.jsって何?Reactと何が違うの?

Next.jsはReactを拡張したフレームワーク

Next.jsは、ReactをベースにしたWebアプリケーション向けのフレームワークです。React単体でも開発できますが、Next.jsを使うとページ遷移やSEO、ルーティングなどが効率よく行えます。

ポイント:

  • Reactの書き方をそのまま活かせる
  • ページルーティングや表示が自動化されている
  • サーバーとクライアント両方の処理が可能

App Routerとは?従来との違い

Next.js 13から導入された新しいルーティング方式が「App Router」です。従来の「Pages Router」とは構造や思想が異なり、より柔軟でスケーラブルな設計が可能です。

App RouterとPages Routerの違いをざっくり比較

  • pages/ではなくapp/ディレクトリを使う
  • getStaticPropsなどは不要、fetchでOK
  • layout.tsxでページ間の共通レイアウトが定義可能

React Server Componentsの登場

App Routerでは、デフォルトで”React Server Components”が使われます。これにより、サーバー側で重い処理を行い、軽量なHTMLだけをクライアントに届けることができます。

App Routerの基本構造を知ろう

ディレクトリ構成と役割(app/, page.tsx, layout.tsxなど)

App Routerでは、app/ディレクトリの中にページ構成を記述します。

例:

app/
├─ layout.tsx
├─ page.tsx
└─ about/
    ├─ layout.tsx
    └─ page.tsx
  • layout.tsx: ページ共通のUI(ヘッダーなど)
  • page.tsx: そのパスに対応するページ本体

ページとルーティングの仕組み

ファイルベースのルーティング

ページのURL構成は、app/内のディレクトリやファイル名に連動します。
例:app/about/page.tsx/about

layout.tsxでレイアウトを共通化

layout.tsxを使うことで、ヘッダーやフッターなどをすべてのページで共通表示できます。

App Routerでできること・主な特徴

サーバーコンポーネントによる最適な表示

デフォルトでは、App Routerは**Server Component(サーバー側で実行)**です。APIアクセスや重い処理をサーバーで済ませ、表示は軽量なHTMLとして提供できます。

SEOに強く高速なWebサイトが作れる理由

自動レンダリングとキャッシュ制御

page.tsxなどでfetchしたデータは、デフォルトで**SSG(静的生成)やSSR(サーバーサイド描画)**になります。
fetch関数は、必要に応じてキャッシュポリシーを指定できます。

クライアントコンポーネントとの使い分け

クライアント側で状態管理したい部分には、"use client"と宣言すればOK。App Routerでは、必要な箇所だけクライアントコンポーネントにできるのが便利です。

Next.jsアプリの始め方(App Router対応)

プロジェクトの作成手順

npx create-next-app@latest my-app --experimental-app
cd my-app
npm run dev

--experimental-appを付けることで、App Router構成が自動でセットアップされます。

初期ファイルの見方と編集ポイント

app/page.tsx に初めての表示を書く

ここがトップページの表示になります。

app/layout.tsx で共通UIを整える

全体レイアウト、CSS、meta情報などを定義します。

よくある疑問と注意ポイント

Q
クライアントとサーバー、どう区別するの?
A

"use client"とファイル上部に書くことで、そのファイル(コンポーネント)がクライアント側で動作するようになります。何も書かなければ、デフォルトでサーバーコンポーネントです。

Q
LinkやuseRouterの使い方は変わる?
A

基本的には変わりませんが、クライアントコンポーネント内でのみ使用可になります。

Q
Pages Routerとどっちを使えばいい?
A

今後の主流はApp Routerです。ただ、既存のプロジェクトや軽量な用途にはPages Routerも十分有効です。新規学習者にはApp Routerが推奨されます。

まとめ:Next.jsをApp Routerで始めよう

App Routerのポイントふりかえり

  • app/ディレクトリベースの構造
  • layout.tsxで共通UIを管理
  • サーバー/クライアントの使い分けが柔軟
  • SSRやSSGが自動で実現できる

初心者が次に進むならここをチェック!

  • Next.js公式チュートリアル(App Router版)
  • @vercel/aiなどAIインテグレーション機能
  • Tailwind CSSやTypeScriptとの同時使用

より実践的な教材・チュートリアル紹介

  • YouTube: fireship.io / Dev Ed
  • Udemy: Next.js 13 App Router対応コース
  • GitHub: Next.js App Routerテンプレート

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